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建材のお手入れについて

エクステリア製品や建材などは、植栽とは異なり引渡しのときが最良の状態です。
製品の性質から老化を避けることができません。しかしちょっとしたお手入れひとつで最初の状態を維持することも可能です。ここでは。製品のお手入れ方法をご紹介いたします。



アルミ製品のお手入れ
アルミはスチールなどに比べて、サビにも強く、維持費のかからない素材ですが、表面に付着した汚れを長時間放置しておくと腐食の原因になります。
年に数回の水洗いと乾拭きだけで十分です。汚れがとくに酷い場合は、中性洗剤をつけた樹脂性のタワシ、または目の細かい紙ヤスリで軽くこすり、汚れやサビを取り除きます。その後、水洗いし、乾拭きしてください。
※注意
・お手入れには布やスポンジなどの柔らかい物を使用し、金属性ブラシ、金ベラ、スチールウール、目の粗い紙ヤスリは避けましょう。
・小石、砂などが付着したまま表面をこすると、傷がつきますから必ずあらかじめ取り除きましょう。
・洗剤は、中性洗剤を必ず薄めて使いましょう。
・腐食の原因になりますので、角や隅に洗剤が残らないようにしましょう。



ステンレス製品のお手入れ
ステンレスのサビは、早い時期なら簡単に除去でき、きれいな表面状態に戻ります。水拭きの後、柔らかい布で乾拭きするだけで本来の光沢を保つことができます。定期的なメンテナンスを心がけましょう。
手あかなどの汚れの場合は、スポンジまたは布に中性洗剤をつけてふき取りましょう。きれいに除去できない場合は、市販のステンレス用清掃薬液か有機溶剤(アルコール・ベンジン・アセトンなど)を使用しましょう。
クリアラッカーが剥離した場合は、スポンジまたは布にテトラフィドフランやトリクレンなどの溶液をつけてふき取りましょう。シンナーでも効果があります。
鉄粉や潮風による点状のサビの場合は、スポンジまたは布に中性洗剤をつけてふき取りましょう。きれいに除去できない場合は、炭酸カルシウム(200メッシュ以下)や磨き粉(300メッシュ)で、こすりましょう。市販のステンレス用清掃薬液も効果があります。
黄褐色のサビが固着している場合は、硝酸の15%希釈酸液または市販のステンレス用清掃薬液でふき取りましょう。
※注意:いずれの場合も、必ず十分に水拭きをして、薬品が後に残らないようにしましょう。



コンクリートのお手入れ
白華になった場合の処理
始めに、打ち水をしましょう。(十分水を吸収させてください)
次に、皮すぎ(目地部分ならばマイナスドライバー)で白華をそぎ落とし、残った部分は前もって水洗いをしてから、希釈酸(トイレ用洗剤)で洗い、その後十分に水で洗い流しましょう。
薄い白華の場合は、ナイロンブラシかワイヤーブラシで軽く押さえながら、2〜3回こすり落としてください。その後は同じように希釈酸洗いをしましょう。
ステンシルクリート・スタンプクリート・カバークリートは基本的にはメンテナンス・フリーです。通常は、ほこりをまめに水で洗い流すだけで十分です。雪が降った後などの泥汚れや目地生えたカビがある時は、水洗いした後、デッキブラシに中性洗剤をつけて、拭きましょう。



ウッド製品
ウッド製品は、ひび・割れ・そりが発生します。表面の塗装剤もはげてきます。
通常、耐候性に優れた木材保護塗装料がすでに塗装してありますが、より長持ちさせるために1年に一度、再塗装をしましょう。
再塗装の手順は、
始めに表面に付着した泥や汚れを水洗いで落としましょう。
次に表面がよく乾燥してから、木材保護塗料を刷毛で塗りましょう。
最後に塗料が乾燥したら、重ね塗りをするとより効果的です。
※注意:塗膜を形成する塗料(ニスなど)は絶対に使用しないでください。



門扉・フェンスの取り扱い
門扉:扉のバランスが悪くなり、開閉できなくなる恐れがありますので扉をむやみにゆらしたり、その上に乗らないようにしましょう。打掛が折れてしまう場合がありますので、打掛式のドアの場合、打掛をしたまま、扉を押さなようにしましょう。
フェンス:門扉と同様の注意以外に、アルミ、鋳物、スチールのフェンスは材質が柔らかいため、変形する恐れがありますので、プランターや布団など重い物をフェンスに掛けないようにしましょう。
照明などの電気製品:電気製品は支障が起きた場合、自分で修理をしたりせず、必ず施工業者または、電気業者に連絡を取って、修理してもらいましょう。



屋上・ベランダガーデン
落ち葉や土壌、ビニール袋など、ルーフドレイン(排水溝)を詰まらせる原因になるものは、こまめに清掃して取り除きましょう。
寒い日には、夕方、屋内に収納できるものは屋内で霜よけをしましょう。その他は鉢をビニールで覆ったり、寒冷紗を被せるなどして寒さから守りましょう。園芸棚をすっぽり覆って、簡易温室にしてしまうのも良いでしょう。ただし、温度の上がりすぎ、通気性の悪化を防止するため、通気穴を必ず開けましょう。
夏場は、植物のある部分には、スダレや寒冷紗などを張り、日よけをしましょう。他にも、アサガオやヘチマなどの一年性ツル植物を這わせると、やさしい日よけが作れます。
屋上・ベランダでは地下からの水分上昇がないため、そこにある土壌に保持されている水分がなくなってしまうと、枯れてしまいます。特にコンテナに植えられた植物は短時間で水分がなくなってしまうため、常に様子を見て水やりをしましょう。時間帯は、日中を避けて朝に行いましょう。夕方に水やりをすると植物の徒長を招くのですすめられません。特に冬場は夕方に水を与えると、鉢やプランターなどでは、四方から寒さが伝わり凍結を起こすおそれがあります。鉢やプランターなどでは、乾き具合をみて、土の表面が完全に乾いてから、水が鉢底からあふれ出るまでたっぷり与えましょう。


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